毒にも薬にもならずただじっとしている

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みんな何食べてるー?

1日のうち食べられるものには限界がある。この飽食の時代、好きなものだけ食べて生きていくこともできるかもしれないが、それはたぶん良くない、健康とか考えるとね。

それと同時に、自分一人で自分の身の回りの面倒を全てをこなして長いと、セルフ雑扱いが加速してしまうもので、今日は夜ごはんポテトチップでいいや、から始まり、朝ごはん食べなくていいや、とか、しまいには毎日食べなきゃいけないの面倒だな、みたいなことに繋がっていくようになる。

 

これはたぶん、家族と暮らしてる人でも起こる現象だと思うけど、自分以外の人がいるとその人のことを考えてちゃんとご飯を用意して、自分のご飯は適当でもいいやとなることがあると思う。人のものは大切に扱うけど、自分のものはちょっとおざなりになるという心理のそれだ。

 

さて、それとこれとは全く関係ないけど、ラットのユニバース実験ってものがありますね。実験用マウスたちに餌を潤沢に与えて外敵もいない環境を整えてあげて経過を観察するって言うもの。要するに今の人間の環境をマウスに当てはめて、どのような未来が訪れるのかを観測しようとした実験だ。(興味のある人は調べてみてね↓)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BBB%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%B3

この実験は過去何回も行われたらしいけど、結果は全て同じで、最終的には異常行動が多くなりすぎて繁殖しなくなる、という。

 

同じくラットの実験で、ねずみの楽園実験っていうものもありますね。(詳細はこちら↓)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AF

こちらはラットにとっての楽園と植民地環境を作って、そこに依存性のある薬物を投与するとどうなるか、を観察した実験。結果は、楽園に住むラットは他のマウスと遊ぶ方が優先されてあんまり薬物依存にならないのに対して、植民地に住むラットの方は薬物依存になりやすいらしい。しかもこの実験、これで終わりではない。薬物依存した植民地ラットを今度は楽園に移してやると、他のラットと遊ぶ方に興味がシフトして、依存度が軽減されたようなのだ。

これは人間の依存症についても同じような働きがあると思われるけど、それだけじゃなく、セルフネグレクトにも影響があるように感じる。

人間も人間である前に動物だから、こういった環境によるストレスで依存したり、逆にどうでも良くなったり、果ては種という大きな括りで繁殖しようとしなくなるなんてことが起こりうるってことだね。

 

根本的な解決策は「閉じた世界に居続けずに、外に出よう、いろんな人とコミュニケーションをとろう」になると思うけど、まずはごはんはポテトチップですまさずにしっかり食べよう。それだけ今日から始めよう。

とか考えて夜ごはんちゃんと食べるようにしたら速攻で太った。体は正直ね。