毒にも薬にもならずただじっとしている

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今日のはつまらない駄文

私たちには未知の力がある。

人によってその力は違うけれど、確かに何かある。卑下することはない。悩むこともない。ただ受け入れるだけでいい。それが一番難しいことなのだけれど。

誰にでも経験があるはず。『きっと大丈夫、うまくいく』と何の根拠もないのにそう思って臨むと本当にその通り進んだり、その逆もまたある。

他者を勇気づける力を持つ人もいる。何故だかわからないけれど周りの人へ影響を与えやすかったり、うまく説明はできないのに危ないものを察知して回避したりすることも、ままある。

どれもこれも、現代の人間社会では未知の力と分類される、こうした力は、本来の生物として当たり前に備わっている能力でもあるのだろう。そう考えると人間とはかくも弱く儚い生き物だ。パスカルも言っていた。『人間は考える葦である』と。何もできず自然に翻弄されて、ただただ考えることしかできない生物。

たとえ科学技術が進歩して、裕福で食べることに困らなくなった今であってもそれは同じことだ。行き当たりばったりで、将来に希望が持てない今の時代、先行きの不安に取り乱し、本来の人間の弱さを忘れてしまい、自分という存在に対し冷静な判断力をなくし絶望してしまっている。

それも含めて人間は儚い存在なのだ。ただ、考えることだけは失っていない。

考えて、考えて、考え続ける。それが人間の未知の力の根底にある。それを受け入れるために、絶えず考えていくのだ。